そうだ!助産師さんに会いに行こう!

助産師としてもっと幸せになりたい! でも、毎日必死で余裕がない今の私(アラサー、6年目)にはそんな姿、想像もできない! だから決めた!自分を諦めることを諦めてやる!笑 "ステキな助産師さん50人に会いに行く"

修了式🎓🌸✨

2019年3月20日助産学専攻科の修了式&謝恩会に参加させて頂きました(^^)

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今年度、初めて助産学生の分娩介助の指導に入らせて頂きました😊

 

ぶっちゃけて言うと初めはやりたいと思ってなかったです。というか出来ないと思いました。

学生にどう指導したらいいのか、何を伝えたらいいのかわからなかったし、何かあったときどうしようとか、夜勤は特に私より上の先輩がいないことがほとんどで学生のことで相談したい時リアルタイムで相談できない不安が強かったです💦

後輩指導とは違う緊張感がありました…

分娩介助の実習は日勤も夜勤もあるので、日勤では他に学生指導担当の先輩がいるのであまり担当にならなかったんですが、夜勤の多い私は夜勤で学生指導にあたることが多くありました。

夜勤はスタッフの人数も少ないし何かあった時、フォローできるのかという不安もありました😅

日勤の時に、先輩が学生を指導してる所をこっそり見たり、どういう風に関わればいいのか聞いてアドバイス貰ったりしました。

 

 

最初はどうしたらわかんないと思っていたけど、学生が一生懸命取り組む姿をみて、私があれこれ教えるというより、私も一緒に考えてケアに入れたらいいのかなと思うようになりました😊

 

そう思えるようになったのも、じょさんし大学で色んな考え方があるということを知れたことや3期のメンバーに出会えたこと、このブログを始めて助産師さんたちに会って、多くの助産師さんに優しくしてもらって、心が満たされたことも大きかったと思います❤️

不安に思うことよりも学生指導を楽しもうと思える心の余裕が出来たのかなと思います。

 

 

そう思えるようになってからは、分娩介助の実習はいつ呼ばれるかわからない気の休まらない、大変な実習だけど大変と思うだけじゃなくて、少しでも楽しさやお産に立ち会えることの素晴らしさが心に残ればいいなと思って学生と関われたかなと思います。

 

出来てないことばかりフィードバックするのではなく、出来てなかったことが出来てたらポジティブフィードバックしたり、学生担当じゃない勤務の時も学生が来てたら声をかけるようにしたりとか💡

当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことができるよう心がけました。

 

実習に来てる学生は2人でした(^^)

2人とも最初はどう産婦さんに声掛けたりケアしたらいいかわからない感じだったし、表情も固かったのに、件数重ねる毎に、自分からケアを提案したり、行動が積極的になったりと、とても成長を感じました。

それに、産婦さん一人一人に一生懸命関わる姿は私も初心に帰ることが出来ました。

学生の2人から学ばせて貰うことがたくさんありました(^^)

私もとても勉強になりました。本当にありがとうございました😊❣️

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修了式の後、謝恩会では、学生さんたちが自分たちで作ったDVDを流してくれました。自分たちの1年間を振り返るもので、楽しいこと、大変だったこと、色んなことあったんだなと思えるDVDでした。最後に指導者への感謝の言葉もあってとても感動的でした😭🌸✨

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学生さん2人とも話せたし、2人の晴れやかな顔を見れて嬉しかったです(^^)

働く場所は違いますがこれからの2人の進む道をずっと応援しています🎉✨

vol.19 杉浦加菜子さん

2019年3月11日

じょさんしカフェonlineを立ち上げられた杉浦加菜子さんとお会いしました(^^)

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じょさんし大学3期で一緒だったかなこさん♪♪

去年の4月、初めてお会いした時、ご自身のオランダでの出産の経験から、海外で出産する方の助産師のサポートが受けられるようにしたいという思いがあることを聞きました。

 

その時から自分のやりたいと思っていることが明確で、その話をしているかなこさんの目がキラキラしていたのを今でも印象深く残っています(^^)✨

その話を聞いたのが去年の4月。それが1年経たずして形になり実行に移されているのが本当に凄いなと思います!

 

じょさんしカフェonlineのHP✨

https://josanshi-cafe.com

*2019年秋までプレオープン中です。無料で相談できるので是非この機会に利用してみて下さい!

 

🇳🇱オランダでの出産について聞きました🤰

オランダでは病院での出産と自宅出産が選べ約2割の方が自宅出産を選ぶそうです。以前はもっと自宅出産が多かったようですが、今でも一定数の方は自宅出産されるようです。

かなこさんも自宅出産したそうです(^^)

 

妊婦健診も2つから選べます。

1:病院での医師による妊婦健診

2:助産院で助産師さんの妊婦健診

 

オランダでは助産院で妊婦健診を受ける方が多いようです。もちろん持病があったりリスクのある妊娠の方、出産の方は病院で妊婦健診を受けるようです💡

 

かなこさんは助産院で妊婦健診を受けていたそうですが、そこで日本でいう保健指導はほぼほぼなく、行って助産師さんに胎児心音聴いてもらって"OK!!Great!!"と言われて終わることもあったとか😆

でも笑顔で"大丈夫よ"って言われるだけで安心したとも言っていました。

日本のように体重管理も厳しくなかったといいます。

日本で行なっている保健指導ももちろん大事だと思いますが、こうした方がいいとか言いすぎもよくないのかもしれないと思いました。

この言葉が適してるかわかりませんが、もしかしたら日本の妊婦健診は少し過保護な部分があるのかもしれないなぁと思いました。

でもそれは国が違えば考え方や文化も違うのでその国々で違うのは当たり前ですね!

 

 

🇳🇱オランダは出産後の退院が早い?

オランダでは早い人で産後約2時間で退院になるんだとか😳!!

遅くても24時間以内には家に帰るそうです。

その話を聞いてビックリ!

ただ、産後約1週間くらい家に〇〇という産後サポートしてくれる専門家が来て、ケアをしてもらえるといいます。

そのサポートも全て保険で賄われると言うので手厚いなと思いました。

このようなサポートがあるから、産後2時間で退院出来るんですね(^^)

 

かなこさんは病院だと産後すぐに帰らなきゃいけないけど自宅出産ならその必要はないということもあり、自宅出産を選んだそうです💡

 

オランダでの出産のお話とても興味深い!

自分の知らないことまだまだ沢山あるなと実感しました❣️

 

自分で経験したからこそわかることだなと思いました😊!

かなこさんは相談したいことがあっても、気軽に相談出来るところがなかったことから、海外で出産される方のサポートをしたいと思ったそうです!

じょさんしカフェonlineでは海外にいるママだけではなく、日本のママたちの相談も受け付けています(^^)

 

病院に行くほどじゃないけど気になること、不安なこと、母乳育児のことなどなど…

ちょっとしたことでもかなこさんに相談して解消できることがたくさんあると思います!

かなこさんと話をして気分転換になることもあると思います😆💡

 

 

🧘‍♀️かなこさんがこれからやりたいこと🤰

オンラインで出産前クラス、両親学級、マタニティヨガなどをやっていきたいそうです(^^)

 

 

海外でもマタニティヨガをやっているところはあるらしいのですが、言葉が違うことでリラックス出来ないことも多いんだとか。

日本語だとすっと入ってくる言葉も、慣れない外国語だと何を言っているのか考えてしまって、頭を使うためヨガに集中出来ないこともあるという相談を受けたことがあったようです🧘‍♀️

 

オランダにいた時もマタニティヨガを何回か開催したことがあり、大変好評だったんだそうです。その経験から、今度オンラインでマタニティヨガを開催する予定だそうです!

もし興味のある方は是非参加してみてください。

 

マタニティヨガに興味あるけど仕事や育児、家事をしていると中々難しい時あると思います!

そんな時、お家でヨガが出来るのは手軽でいいですよね💡

携帯があれば参加出来るそうです!

もちろんパソコンでも参加可能です(^^)

zoomというアプリを使って開催するそうです!

 

どこにいても助産師と繋がることができるじょさんしカフェonline☕️✨

もっと多くの方に知って貰いたいと思いました😊

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色々なお話聞けて楽しかったです!

またゆっくりお話伺いたいです(^^)

かなこさん急な連絡だったのに、お時間作って頂き本当にありがとうございました🙇‍♀️✨

 

vol.17、vol.18 Midwife Amigo Planet 梅ちゃん&ひろ先輩

2019年2月20日

大阪の病院で勤務もされ、youtuberもされているMidwife Amigo Planet 梅ちゃん、ひろ先輩にお会いしました。お二人は職場の先輩後輩の関係(^^)

お話を聞いて、二人はお互い何でも話が出来てママや赤ちゃんに対する熱い想いが溢れてました✨

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🎥YouTubeにあげるきっかけ🎥

お産に立ち会っていて、出産するお母さんたちのお産に関する知識の少なさを感じ、お産は素晴らしいものなのに知らないことで恐怖感や不安しか感じられないのはもったいないと思ったんだそうです!陣痛は痛い、怖いものではなく赤ちゃんからのメッセージ✨赤ちゃんがお母さんのお腹から外の世界に出たいよ〜ってメッセージなのにそれを痛い、もう嫌というだけはもったいないこと!

そして、自分たちで出来ることは何かないかと考えた時にYouTubeで発信していこうと!

約10分の動画で、病院の健診では詳しく教えてもらえないことなどがアップされています!

妊婦さんも為になると思いますが、助産師や医療者が見ても勉強になることがたくさんあります😊💡

さらには妊娠前の方や男性にも是非見て欲しいです!

堅い感じの動画ではないので、フランクな雰囲気なので楽しく見れるのもとてもいいなって思います(^^)

看護学生や助産学生に向けての動画もあります。

 

YouTubeのURLです↓↓↓

https://www.youtube.com/channel/UCyBLoF-Qm_g2XpvDNXFFVuw

 

YouTubeをアップするようになってから、病院名を載せているわけではないのに、妊婦さんから"YouTube助産師さんいますよね?"って言われることがあったんだとか😳!!

見てくれてる人がいるってわかると嬉しいですよね(^^)!

現在チャンネル登録されている方が約1万2000人!!!

この動画を見て出産は辛いだけじゃないということが広まったらいいなと思います😆✨

 

お話をしていてお二人の考え方とか、目指すものが素敵すぎてずっと話を聞いていたい気持ちでした❤️✨

 

まず大事なのは相手の考えを受け入れることなのではないかと。助産師の指導となると、もちろんお母さんたちの話を聞きますが、どうしても"こうした方がいいですよ"とか"こうしてください"ってアドバイスというか指導になってしまいがちです。でも相手が思ってること、考えを聞くことが大事なんではないかと仰っていました。

 

 

ひろ先輩は現在育休中🤱。ご自身の出産は助産院でされたそうです(^^)

ご自身の体験から学ぶことがたくさんあったと教えて下さいました!

妊婦健診で、助産院の先生から話を聞いてもらったり、ちょっとマッサージしてもらったりと、妊婦である自分に手をかけてもらえることの喜びを感じたんだそうです😆✨

 

それを聞いて、病院では妊婦さんの人数も多いのでどうしても待ち時間が長く、健診の時間は短くなりがち。病院と助産院で比べて、同じ1時間を過ごすなら助産院での健診の方が自分にかけてもらう時間が長い分、信頼関係も築け、自分自信が自分と向き合う時間になるのかなと感じました😊✨

指導するだけが助産師じゃなく、対象の方を受け止めることが重要ではないかと仰っていました(^^)

 

また、一番印象に残っているのは"陣痛は赤ちゃんからのメッセージ"という言葉💡

陣痛は赤ちゃんがお母さんのお腹から外の世界に出たいというメッセージだと仰っていて、確かにそうだなと思います。

陣痛は痛い、辛いというマイナスなイメージが強くありますが赤ちゃんからのメッセージと捉えられたら、陣痛のイメージがプラスになるんではないかと思いました✨

そういう考え方って素敵だなと思います(^^)

 

 

お二人の活動をこれからも楽しみにしています!

お忙しい中、お時間作っていただいて本当にありがとうございました🙇‍♀️

アミプラさんのYouTube動画にもしかしたら出演出させて頂けるかもしれないのでお楽しみに😊❣️✨

vol.16 岡野眞規代さん

2019年2月8日 岡野眞規代さんのお話会に参加させて頂きました(^^)

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岡野さんは、愛知県にある吉村医院で5年間婦長されていました。吉村医院の昔ながらの自然なお産を実践する吉村先生の元で、ピカピカに輝く赤ちゃんをたくさんみてきたそうです👶✨

 

まず岡野さんが見せてくださったのはてんつくマン映画"107+1天国はつくるものパート2"

そこで吉村医院でお産される2組の夫婦のお産が紹介されていました。

そこで流れる妊娠中のお産の家での"古典運動"薪割りや、井戸の水汲み、部屋の壁や柱を屈伸しながら上下に雑巾使って拭いたり、昔ながらの生活がそこにありました。

現代の生活をしてきた私にとって、教科書の中でしか知らない世界。それを妊婦さんたちがやっていました。最初は薪割りが出来なかった妊婦さんも最後は薪割りをサクサクしていました。

中でも中村先生が"1日最低2時間は歩きなさい""スクワットは200回。ここに来てる妊婦さんは1000回やる人もいるよ動かないとダメ"って仰っていました。それを聞いて1000回!?!?と驚きました。

しかし、それを押し付けるのではなく、自分が出来るところから始めるそうです。

吉村医院の助産婦さんたちは妊婦さんと1にちどのくらいからなら出来そうか話し、次の妊婦健診でどうだったか話してみると、ここまで出来たし、もう少しできそう。と妊婦さんたちが自分で出来る範囲を広げていくそうです。これを繰り返していくうちに1日2〜3時間歩くのがふつうになったりスクワット1000回出来るようになっていくそうです😳

 

強制されるとそれがストレスとなり継続出来ませんが自分も出来るという自信を積み重ねていくことで次に繋がっていくんだなと感じました。

 

昔の人はよく歩き、今のような便利な生活では無かったため、日常生活を送るだけで身体が鍛えられていたんだなと感じました。

今はあまり動かなくても生活できる便利な世の中になっています。

私は、その生活が当たり前でなんの疑問も抱いて来なかったし、便利になればなるほどありがたいなって思って生活してました。なのでこの映画は衝撃的でした。

 

あと"パクパク ゴロゴロ もやもや"しない。

短い言葉ですが色々な意味が込められています。

😋パクパク🍴

そのままの意味ですが欲望のままにパクパク食べない。腹八分目、日本人の身体には和食が一番とのこと。食べれなかったり、食べ過ぎたりするのはストレスが関係していることが多いのでストレスを溜め込みすぎないことも大事。

 

😴ゴロゴロ💤

家にばかりいないこと。動くことを習慣にする。身体を動かして気分もリフレッシュできますね。羊水は水と一緒で流れがないと淀んでしまいます。動くことで羊水も綺麗で赤ちゃんにとっても快適に!

 

😰ビクビクしない🤗

不安は赤ちゃんに伝わるし、逆にママが穏やかなのも赤ちゃんに伝わります。お産はそんなに不安がる必要はない。頭で考えてしまうと左脳を使ってしまい、本能が覚めにくいんだそう。妊娠中は右脳を使って本能を覚ますことが大事と言っていました。赤ちゃんの胎動や自分の身体を感じることが大事!

 

妊娠中に身体づくりをしていく中で自分に向き合い、お腹の赤ちゃんと向き合い、パートナーとも向き合う。そういう時間を過ごすことで、"自分で産む""お産が待ち遠しい"という気持ちが生まれるのかなと思いました。

 

映像のなかの妊婦さんたちは不安な表情は一切なくて出産の日を楽しみにしている方が多く感じました。

でもそれは妊婦さんたちが頑張っているからだけでなく、吉村先生が妊婦さんたちの声を聞いて寄り添った関わりを持っていたからではないかと強く思いました。時には厳しい言葉をかけていましたが、その言葉も先生からの愛情に感じました。先生と妊婦さんたちの信頼関係がそうさせているんだと思いました。

そして吉村先生のお産に対する覚悟がみえました。

 

岡野さんは吉村医院でのお産は自由にやらせてもらったと仰っていました(^^)

それも岡野さんと吉村先生の信頼関係があるからこそだなと思います。

 

岡野さんはお産後のママと赤ちゃんの側に退院までずっと付き添ってきたそうです。

私の病院では1人の方にずっと付き添うということは難しい😔

ママたちが寝てるときは一緒に寝て、授乳の時起きて、見守る。授乳も毎回教えるわけではないんだとか。

赤ちゃんの吸える力を信じて待つ。吸えなかった赤ちゃんもある時上手に吸えるようになる子が多かったそうです。

そういう経過はずっと付き添ってるから知ることが出来るんだろうなと思いました💡

 

岡野さんは現在鳥取県にある智頭で安心して子どもを産める場所、第2のお産の家"いのちね"を建設中です(^^)

これまで吉村医院で培った経験生かして出来るだけ薬を使わないで女性の持つ力と生まれてくる赤ちゃんの力を最大限に引き出して自然にお産ができる場所です!

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是非いのちねに行ってみたいとお話を聞いて強く思いました!

岡野さんは病院でも務めていらっしゃったので医療の必要性も知り、そして吉村医院での自然なお産も身近で見てきているからこそ出来ることではないかと思いました(^^)

 

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貴重なお話をたくさん聞けて本当に勉強になりました!ありがとうございました🙇‍♀️

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岡野さんの本にサイン頂きました💕

vol.15 上田 邦枝さん

2019年2月1日 

昭和大学助産学専攻科で教授をされている上田邦枝先生にお会いしました(^^)

私の恩師です✨

卒業してから母校に来てなかったのでかなり久しぶりに校舎に入りました。

とても懐かしく、楽しいことも辛かったこともたくさんあったなぁ〜と少し思い出に浸り先生のところへ!

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2人でゆっくり話すのは学生の時以来かも!

私がこういう活動をしていることをとても喜んで下さって、学生時代から私のことを知っている方に応援してもらえるのはとても嬉しいです😊✨

 

学生でなく、助産師として先生と話せる時が来るということは、学生時代は想像つかなかったけれど、1人の助産師として自分の考えを持てているのは自分が成長しているからなのかと思いました。

 

教員になる前は横須賀共済病院で助産師として働いていました。そこでプリセプター、主任など色々な経験をされ、教員の道に来たそうです。

 

👩‍🏫先生が教員となるきっかけ👩‍🏫

先生も私と同じ歳くらいで同じような悩みを抱えたことがあったそうです。

プリセプターや後輩指導の難しさを感じた時、教育を学ぶために1年休職。その後復職し、病院の教育方針を見直し。

そして、新人によってのレベルの違いを見ていると、基礎教育ってどうなってるんだろう?と疑問に思ったそうです。

 

当時主任をしていて、数年後には師長職に就くかもしれないという時期だったそうですが、ふと考えた時に、他を知らずにこのままずっと働くこ出来ないかもしれないと感じていたこともあり、病院を辞めて教員の道に進んだそうです。最初は小児母性の講師として学生に教えていたそうですが、実習など見ていて、1年生で学ぶ基礎看護はどういう教育をしてるんだろう?と疑問に思い、数年基礎看護学の講師も経験したそうです。

 

そしてある時、当時昭和大学の母性領域の教授から昭和大学助産コースが出来るからと声がかかり昭和の講師に。

2009年に大学4年の中で助産師を取得するコースで、2012年に助産専攻科が出来ました。

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上田先生は基礎が大事と言っていました。助産専攻科の1年間でしっかりエビデンスを踏まえたアセスメントが出来るようになる。学生だからではなく、学生だからこそ基本をしっかり学ぶことが大事。

 

確かに助学時代の記録の量は半端なく多くて…(どこの学校もそうかもしれませんが😅)

腱鞘炎になるんじゃないかと思うくらい記録書きました。実習では自分のアセスメントを突っ込まれる時は指導者さんに"このアセスメントの根拠は?"とよく言われ、その度に調べ直し、追加しを繰り返していたことを思い出しました。

当時はそんなにエビデンスエビデンスって言わなくてもいいじゃん!って思っていたけど、今後輩指導、学生指導を経験し、学生時代言われていたことの大切さを感じます。

 

 

また、上田先生は中学生を対象に性教育の公演もされています。

先生が当時勤めていた病院では、10代の妊娠が多く、中絶を希望する女性が多かったそうです。彼女たちは、子どもの相手が誰かわからないことも多かったそうです。そして、性行為することで、自分の存在価値を見出し、自分を満たしている人たちが多くいるということを知り、性教育に興味を持ったと言います。

現在では、中学校で1年間に約60件の性教育も行なっているそうです(^^)

今度同行させてください😊

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指導をする立場になって、人に教えることの難しさを痛感しています。助産師教育を長年されている先生は本当に凄いなと思います。

学生の時は先生がいるのが当たり前で、講義があるのが当たり前でしたが、当たり前でないという事を社会人になって感じました。

講義ひとつでも資料を作るのに何時間もかかったり、どういう風に教えるか考えたり、学生の事をこんなに考えてくれていたんだなと思いました。

 

先生方は助産師として、直接お母さんや赤ちゃん達にケアを提供することが少ないかもしれませんが、助産師育成も助産師として大事な役割だなと話していて感じました。

 

上田先生お忙しい中お時間作って頂きありがとうございました🙇‍♀️

vol.14 石上 麻似さん

2019年1月23日

 

埼玉県川口市で川口いちご助産院を開業されている石上麻似さんとお会いしました(^^)

🍓助産院のHP🍓

https://www.mwdoula.com/

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看護師3年経験された後に大学院で勉強され助産師になられたそうです(^^)

総合病院で数年働き、2年前に川口いちご助産院を開業!

産後ドゥーラとの出会いは自分の子育てを経験があったからだそうです。

第1子のときに産後1年でフルタイム勤務に復帰しました。仕事は好きでも、夜勤のあるシフト。忙しい中で育児、家事、仕事のバランスを保つ難しさに直面したそうです。

 

 

💗産後ドゥーラとは

産後間もない母親に産前から寄り添い、子育てが軌道に乗るまでの期間、料理や掃除など日常生活を支える専門家のこと。

日本にも産後ドゥーラを養成する社団法人があることを知りました!産前産後をメインにドゥーラの方達は活躍されているそうです(^^)

 

🤱詳しくはこちらから↓🤱

https://www.doulajapan.com/

 

石上さんが産後ドゥーラの勉強したとき、育児をして、かつフルタイムで働きながらだったそうです😳!!! 凄いですね!

 

 

ドゥーラは助産学校時代の授業に出てきたので知ってましたが、その時はお産で辛い時期を側で付き添ってくれる存在という認識でした。主にアメリカで活躍される職業なんだな〜って思っていました!

 

しかし、今回石上さんとお会いしてドゥーラの役割はそれだけではないということを知りました。

石上さんを初めとした産後ドゥーラの方は妊娠中に産後どういうサポートをして欲しいか出産前に産後プランニングをします。そうすることで産後に初めましてということはほぼないし産後にこの人に支援してもらえるというのがわかるとママたちも安心して任せられるんだなと思いました!

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病院では妊婦健診、出産、産後で毎回初めましてのスタッフが関わることはよくあります。

できたら同じスタッフがと思うんですが…😅

なかなか難しいですね💦

 

 

🍓石上さんが目指す継続的な支援🍓

石上さんが子育を経験して感じたことは、妊娠中は赤ちゃんとママの身体の変化を定期的に診てもらえたのに産後はママに関するケアがなくなること。赤ちゃんには定期的に健診があるけれど、そこでも特に子育てのことや家事のアドバイスみたいなことを相談できたり、自分の身体のことを相談するという時間はあまりないく、はじめての育児、子供がいる中での家事はわからないことだらけだったと言います。助産師という専門職であってもわからないこと、不安に思うことが多かったそうです。

 

そのような経験から、赤ちゃんだけでなく産後の女性を中心に寄り添い、点での関わりだけでなく切れ目のない継続的な関わりをしていきたい。さらには助産師の専門的な視点だけでなく、ドゥーラを生かした生活の視点を含めた女性に必要なサポートをママと一緒に考えて提供していきたいというとことでした。

 

石上さんはドゥーラとして食事や掃除、沐浴をしている中で、ママから育児や母乳に関する質問をされたとしても、助産師の専門的な視点でもアドバイスができるのです。

ママたちのちょっとした疑問にも専門的な視点で答えられるというのは助産師とドゥーラの両方を持つからこそ提供できるサービスなのかもしれないと思いました💡

 

 

病院で勤めているスタッフとして、助産院はもちろんのこと、産後ケアをしている会社をもっと知っておく必要があるなと感じました。

退院していくママたちの選択肢を増やせるように情報提供していきたいです。

 

石上さんお忙しい中お時間作って頂きありがとうございました🙇‍♀️

 

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今回、じょさんし大学3期で一緒だったえみさんに紹介して頂きお会いすることができました(^^)えみさんありがとう💓

vol.13 内藤 優子さん

2019年1月9日

 

じょさんし大学3期の同期ゆうこさんとお会いしました😊

じょさんし大学の講義の前にあったTEDで5分のスピーチを聞いた時、日本だけでなく世界にも助産師の力は必要とされてるんだなって思ったことを覚えてます。

海外活動されている方のお話を聞く機会は今まであまりなかったので是非ゆうこさんとお話したいと思っていました(^^)

 

ゆうこさんがカンボジアに関わるきっかけは、カンボジア支援をしているNPO法人が地元にあったからだそうです。

大学卒業後はいくつかのNGOの職員として働いて、その後にJICAの現地採用職員としてNGOデスクで働いたそうです。

あるとき、カンボジアで出産の場面に立ち会う事があり、お産に携わっている医師、助産師の姿をみて"かっこいい"と思ったそうです。そして自分もより専門的な関わりをしていきたいと思うようになり助産師になろうと決意したそうです😆✨

帰国し、大学に編入助産師に!

1年間病院勤務を経験され、翌年JICAのカンボジア募集があり、今度は助産師として専門家としてカンボジアに行かれたそうです。

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初JICA✨

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カンボジア助産師さんはお産の介助件数は多いから技術は本当に高いけれど、何かが足りなかった。それは"助産ケア"。

カンボジアにはケアを表現する現地言語がなかったため、ケアについて説明しても理解されるまでに時間がかかったそうです。

 

お産に立ち会うカンボジア助産師さんは妊婦さんとの関わり、陣痛来てる産婦さんの腰をマッサージしたり、付き添ったり、どうしたら苦痛を取り除けるかなどの配慮は無かったそうです。

 

ただその背景には、カンボジアで起きた歴史も大きく関わっているんじゃないかとゆうこさん。それはポル・ポト政権時代のカンボジア人大虐殺。約45年前多くのカンボジア人は殺され、多くを奪われました。人権はなく、人として扱われなかった時代がありました。

このことも、人に心を開く、人に寄り添う、配慮するということが難しくさせていたのかもしれません。

さらに、助産ケアという概念がないため、知らなかったから出来なかったということもあったようです。

 

そこで、カンボジア助産師さんたちに日本の助産ケアをロールプレイを通して体験してもらったそうです。

ロールプレイを通して助産ケアを体験することで、助産ケアを知ったカンボジア助産師さんたち。

付き添うこと、腰をマッサージすること相手の様子、状態を見て何をしたらいいかと考えて行動することの大切さ。

 

ロールプレイなどから導き出されたカンボジアでの助産ケアは"仏教の慈悲の心"だそうです。

 

https://www.jica.go.jp/activities/issues/health/ku57pq00000wwjhn-att/panf_hoken49.pdf

この保健だよりにあるカンボジアの"分娩第1期における自由なスタイル"のポスターはカンボジア助産師さんたちと一緒に5年かけて作成されたそうです(^^)

 

このプロジェクトによって、カンボジアでの助産師さんのケアは大きく変わったといいます。

技術だけでなく、助産ケアが取り入れたことによって、お母さんたちの満足度が格段に上がっているそうです。

 

この"人間的なお産"がJICAスタッフがいるから出来るのではなく、スタッフがいなくても自分たちで継続出来るようにしなければならないと。そのためにはやはり、日本人が教えるだけじゃなく、現地の人たちに感じ、考えてもらうことが大切だと教えてくれました。

 

約20年前にブラジルで実施された"光のプロジェクト"があります。ブラジルには20年も前に日本の助産師さんの技と心が伝えられていました。ゆうこさんは去年の10月ブラジルに行き、光のプロジェクトで伝えたことが今でも実践されているところを見てきたそうです!

その感動は忘れられないと仰っていました✨

 

ゆうこさんのお話を聞いて、助産師が活躍できる場は本当にいろいろな所にあって、病院、地域、さらには海外!

助産師の力は至る所で求められているんだと思いました。

本当に助産師の力は無限に広がってますね🙌✨

ゆうこさんお忙しい中お時間作って頂いてありがとうございました😊

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