そうだ!助産師さんに会いに行こう!

助産師としてもっと幸せになりたい! でも、毎日必死で余裕がない今の私(アラサー、6年目)にはそんな姿、想像もできない! だから決めた!自分を諦めることを諦めてやる!笑 "ステキな助産師さん50人に会いに行く"

vol.16 岡野眞規代さん

2019年2月8日 岡野眞規代さんのお話会に参加させて頂きました(^^)

f:id:midwife_saori:20190216173918j:image

岡野さんは、愛知県にある吉村医院で5年間婦長されていました。吉村医院の昔ながらの自然なお産を実践する吉村先生の元で、ピカピカに輝く赤ちゃんをたくさんみてきたそうです👶✨

 

まず岡野さんが見せてくださったのはてんつくマン映画"107+1天国はつくるものパート2"

そこで吉村医院でお産される2組の夫婦のお産が紹介されていました。

そこで流れる妊娠中のお産の家での"古典運動"薪割りや、井戸の水汲み、部屋の壁や柱を屈伸しながら上下に雑巾使って拭いたり、昔ながらの生活がそこにありました。

現代の生活をしてきた私にとって、教科書の中でしか知らない世界。それを妊婦さんたちがやっていました。最初は薪割りが出来なかった妊婦さんも最後は薪割りをサクサクしていました。

中でも中村先生が"1日最低2時間は歩きなさい""スクワットは200回。ここに来てる妊婦さんは1000回やる人もいるよ動かないとダメ"って仰っていました。それを聞いて1000回!?!?と驚きました。

しかし、それを押し付けるのではなく、自分が出来るところから始めるそうです。

吉村医院の助産婦さんたちは妊婦さんと1にちどのくらいからなら出来そうか話し、次の妊婦健診でどうだったか話してみると、ここまで出来たし、もう少しできそう。と妊婦さんたちが自分で出来る範囲を広げていくそうです。これを繰り返していくうちに1日2〜3時間歩くのがふつうになったりスクワット1000回出来るようになっていくそうです😳

 

強制されるとそれがストレスとなり継続出来ませんが自分も出来るという自信を積み重ねていくことで次に繋がっていくんだなと感じました。

 

昔の人はよく歩き、今のような便利な生活では無かったため、日常生活を送るだけで身体が鍛えられていたんだなと感じました。

今はあまり動かなくても生活できる便利な世の中になっています。

私は、その生活が当たり前でなんの疑問も抱いて来なかったし、便利になればなるほどありがたいなって思って生活してました。なのでこの映画は衝撃的でした。

 

あと"パクパク ゴロゴロ もやもや"しない。

短い言葉ですが色々な意味が込められています。

😋パクパク🍴

そのままの意味ですが欲望のままにパクパク食べない。腹八分目、日本人の身体には和食が一番とのこと。食べれなかったり、食べ過ぎたりするのはストレスが関係していることが多いのでストレスを溜め込みすぎないことも大事。

 

😴ゴロゴロ💤

家にばかりいないこと。動くことを習慣にする。身体を動かして気分もリフレッシュできますね。羊水は水と一緒で流れがないと淀んでしまいます。動くことで羊水も綺麗で赤ちゃんにとっても快適に!

 

😰ビクビクしない🤗

不安は赤ちゃんに伝わるし、逆にママが穏やかなのも赤ちゃんに伝わります。お産はそんなに不安がる必要はない。頭で考えてしまうと左脳を使ってしまい、本能が覚めにくいんだそう。妊娠中は右脳を使って本能を覚ますことが大事と言っていました。赤ちゃんの胎動や自分の身体を感じることが大事!

 

妊娠中に身体づくりをしていく中で自分に向き合い、お腹の赤ちゃんと向き合い、パートナーとも向き合う。そういう時間を過ごすことで、"自分で産む""お産が待ち遠しい"という気持ちが生まれるのかなと思いました。

 

映像のなかの妊婦さんたちは不安な表情は一切なくて出産の日を楽しみにしている方が多く感じました。

でもそれは妊婦さんたちが頑張っているからだけでなく、吉村先生が妊婦さんたちの声を聞いて寄り添った関わりを持っていたからではないかと強く思いました。時には厳しい言葉をかけていましたが、その言葉も先生からの愛情に感じました。先生と妊婦さんたちの信頼関係がそうさせているんだと思いました。

そして吉村先生のお産に対する覚悟がみえました。

 

岡野さんは吉村医院でのお産は自由にやらせてもらったと仰っていました(^^)

それも岡野さんと吉村先生の信頼関係があるからこそだなと思います。

 

岡野さんはお産後のママと赤ちゃんの側に退院までずっと付き添ってきたそうです。

私の病院では1人の方にずっと付き添うということは難しい😔

ママたちが寝てるときは一緒に寝て、授乳の時起きて、見守る。授乳も毎回教えるわけではないんだとか。

赤ちゃんの吸える力を信じて待つ。吸えなかった赤ちゃんもある時上手に吸えるようになる子が多かったそうです。

そういう経過はずっと付き添ってるから知ることが出来るんだろうなと思いました💡

 

岡野さんは現在鳥取県にある智頭で安心して子どもを産める場所、第2のお産の家"いのちね"を建設中です(^^)

これまで吉村医院で培った経験生かして出来るだけ薬を使わないで女性の持つ力と生まれてくる赤ちゃんの力を最大限に引き出して自然にお産ができる場所です!

f:id:midwife_saori:20190216180639j:image

f:id:midwife_saori:20190216180603j:image

是非いのちねに行ってみたいとお話を聞いて強く思いました!

岡野さんは病院でも務めていらっしゃったので医療の必要性も知り、そして吉村医院での自然なお産も身近で見てきているからこそ出来ることではないかと思いました(^^)

 

f:id:midwife_saori:20190216180658j:image

 

貴重なお話をたくさん聞けて本当に勉強になりました!ありがとうございました🙇‍♀️

f:id:midwife_saori:20190216180713j:image

岡野さんの本にサイン頂きました💕